アイヌ民族伝統 ”カムイトノト”

タカラガワ通信

2019.10.17

こんにちは　田中酒造です。

今日は店頭でも一際目を引く、アイヌ伝統のお酒 ”カムイトノト”をご紹介いたします。

”カムイトノト”は、稗（ヒエ）を使ったお酒で、神々や先祖への贈り物として、アイヌ民族の儀式に欠かせない伝統的なお酒を、現代に復刻いたしました。

アイヌ語で、カムイは神、トノトは酒。

つまり”神様のお酒”という意味です。

カムイトノトを製造した高野杜氏は、「とにかく資料にあたり、試作を繰り返した。白老町に行き、実際のものに近いかどうか確認しながら造った」と言っていました。

カムイトノトの製造は、北海道産米麹、酵母にヒエを加えて発酵させ、さらに味に厚みを持たせるためにヒエの甘酒を加えています。

ヒエは米と違って、色が黄色っぽいのが特長です。

酒母もこのように、少し黄色みを帯びています。

ほどよい酸味と甘さがあり、とろっとした飲み口はより一層、コクを感じられます。

”カムイトノト”は田中酒造本店、亀甲蔵で販売しています。

当社オンラインショップでもご購入いただけます。